タガイタイといえば何を思い浮かべますか?タール火山にあるカルデラ湖を見物?スカイランチに行って遊園地で遊ぶ?しゃらくせぇ!男なら飯を食え!
この記事の目次
日帰りで週末に何かしたかった
私はマカティに飽きた。少し歩けば便利なモールがあり、食料品から家具、ガジェットまでなんでもすぐに揃う。いわばアマゾンがこっち来た状態。日本食だって安くて手軽な定食屋から居酒屋まであるので何でもすぐに食べられる。
刺激を欲した私がぼーっとニュースを見ていると食べ放題がどうのこうのとの記事を発見。なるほど、食べ放題か。でもそんなもん適当に2000円くらい持ってコンビニ行ったら何でも食べ放題じゃないか、なんて考えている時に閃いたのです。
値段を気にせずうまいものを食べに行こうと。
友人からの誘い
そんな時、車を持っている友人からどこかに行くか?と声をかけられたのでこれは丁度いいと思い、ちょっと遠出気味でうまいものを食べに行こうと提案したのです。すると当然ながらこのように質問されました。
「何を食べに行く?」
何もアイディアも無く、思いつきで提案していたのでインターネットにて日帰りかつ、最高にうまいものを食べられる所を探して見つかったのがAntonio’s(アントニオス)レストランだったのであります。
Antonio’s(アントニオス)レストランとは?
ここマカティから車で高速を使って2時間ほど、フィリピンでは避暑地として有名なタガイタイにこのレストランがあります。カルデラ湖の周りにはたくさんのレストランがあり、景色を眺めながら食事するのが定番ですが、アントニオズはそんな景色なんてクソ食らえ、悠々と湖を通り過ぎた先、山の中にひっそりと存在します。
それでも私がちょろっとネットで調べたくらいで知ることができるくらい有名なのは2015年度のアジアのベストレストラン50に選出されたからです。フィリピンでは2015年度に唯一選ばれたレストランです。ちなみに2016、2017年はフォートボニファシオにあるスペイン店Gallery Vask(ギャラリー バスク)がフィリピンで唯一選出されています。でももう、都会なんてまっぴらよ、高級料理の代名詞といえばフレンチって昔から相場に決っているという変な思い込みがあった私はギャラリーバスクはスルー。
アジアのベストレストラン50
オーナーは当然アントニオさんです。オーストラリアで料理を学んだらしい。私としてはフランスで料理を学んでいて欲しかったところだけども、そういうことでもないか。
ネット情報によると予約は必須との事だったので電話して予約。ドレスコードがあると言い渡されました。
短パンやサンダルはNGですが、ティーシャツやジーンズなどのカジュアルな格好でもいいと聞いて安心しました。
そんなこんなで出発です。
Antonio’s(アントニオス)に到着
到着時刻は18:15。敷地内から門を撮った様子です。入り口はすごく小さくてうっかり見逃すところでした。写真は下手くそですが、何か雰囲気は伝わっているでしょうか。
辺りを見渡すと結構敷地が広く、車もたくさん停められる感じです。ていうかピッカピカですね。。。
あれ、これもしかしてだいぶ場違いなところに来ちゃったかななんて思い始めてましたが気のせいだと言い聞かせてました。
あたりの雰囲気はなんだかいい感じです。そしてエントランスへ向かいます。
もうさーこんな感じって若干引くよね。こういう高級感があるところに免疫がなさすぎて。スタッフもちゃんとおもてなししてくれますよ。たくさんの外国人がくるのか外国人への対応は慣れている気がしました。
中に入っていきましょう
あれ、レストランに来たと思ったんだけど、博物館に来ちゃったかしら、とか思いました。やけに建物が古いので友達と「これは歴史的建造物に違いないな」といいながら唸っていましたが、スタッフに聞いてみたところ農園の屋敷を改装したものだそうで、どんだけ農家って金持ちなんだろうと思いにふけたのであります。
予約は必須だと聞いていましたが、日曜だったからか席は結構空いていました。
料理を注文
さぁ、席につき注文の時間がやってまいりました。丁寧な対応をしてくれるレストランのスタッフからメニューを受け取りました。それがこちらです。
あれ?私を殺す気かな?確かに今回のコンセプトは金に糸目を付けずにうまいものを食べるっていう事だけども、15,000ペソとか13,000ペソとか6,000ペソとかたった1食のディナーに使うってどんだけブルジョワなんだよ。くそがー!
おっと、取り乱しました。いやね、全然大丈夫です。コンセプト通りです。ただこれでまずかったら立ち直れないかもしれない。
気を取り直し、ワインのメニューも渡されましたが、丁重に今はちょっとアルコールは・・・と言って断り、ハウスウォーターを注文し、コースの方はGrilled Dry Aged Angus Prime Rib Eye Steak(6,400ペソ※14,430円くらい)をドヤ顔で注文したのであります。
はちみつ風味のパン
こういうところって私の数少ない経験からいうと、料理を持ってきてくれた時に何の料理なのかを説明してくれるのですが、ここでは料理に対する説明はありませんでした。まぁ、言われてもよくわからないのでいいんですけど。
パンは温かく、カリッとしていて中はふんわり。はちみつの風味がしてとても美味しい。となりのよくわからんしょっぱいやつをつけても美味しかったです。
なんかのサラダ
いろんな香りのするサラダ。オリーブオイルで味付け。私的にはキューピーのごまドレッシングをかけて食べたかったのですが、それを友人に話した所、苦笑をいただきました。うーん、世知辛い。
この風味の強いサラダは私はちょっと苦手です。
コーンポタージュ的なスープ
これね、ちょっとトラップがあるので気をつけて欲しいんですけど、最初はこういう感じで持ってきてくれるんですよ。
何かちんまりしてるんですけど、フレンチだとこんなもんかなって思って手をつけようとしたんですね、そしたら後からスープを入れてくるんです。
もし、こうやって写真撮ってなかったら完全に私、食べ終わってましたからね。こんなもんペロリですよ。その後、レストランのスタッフに「アイツ、スープ入れる前に具だけ食いやがった!プークスクス」なんてやられたトラウマものですよ。危なかった。
いや、待てよ、まだあるかも。。。なんてちょっと待ってみたらこうですよ。
後からコショウ追加ですわ。やっぱね。もう騙されない。この後、5分待ちましたが追加で何も無かったのでスープに手をつけました。
メインディッシュ
これがメインディッシュ?もう騙されないから!どうせイカツイの後で持ってくるんでしょ!
あ、マジででてきた。すごく美味しかったです。味付けも自分で好みにできます。
さっきのよくわからんキノコを添えて食べます。
サイドディッシュ
ポテトにバターとベーコンのかけらをかけたもの。こんなもんうまいに決まってる。
デザート
フルーツに何か色々かけたもの。まぁ、美味しい。でも友達の食べていたアイスクリームの方が美味しかった。
こうして食事を終えた私達。かなり満足度は高かったです。食い物レビュー下手すぎて全然伝わってないと思いますが、値段分の価値はあると思いますよ。
周りをちょっと歩いてみることにした
周りを見渡すと、結構カップルが多いんですね。男性の方の雰囲気は見るからにお金持ちそうで、どうやら女性を口説いている様子。そんな彼らがたまに席を外していたりしてトイレかなーとか思っていたのですが、どうやら散歩して、外で語らって戻ってきている様子。え。。。。そんなドラマみたいな事、本当にするんだと思いつつ私も無駄に散歩してみることにしました。
私達は2階にいて食事をしていましたが、1階にもかなり広いスペースがありました。
その広いフロアを通っていくとテラスのようなスペースがありました。外にもシャングリラ。
メイドさんを横目に更に奥に進んでいきます。
ガーデンに到着
そうするとスタッフ達が「ガーデン」と呼ぶ場所にたどり着きました。ガーデン。お洒落すぎだろ。。。。
中はこんな感じになっています。なるほどー。金持ちはここで女性を口説く。なるほどー。
ガーデン内にはバーがあります
奥の所になにやらオシャレな建物があると思って近くに行ってみたら、バーがありました。なるほどー!なるほどー!もうなるほどしか言えない。
この近くにはトイレもあってお酒を飲んでトイレが近くなっても安心ですね。スタイリッシュトイレット。
ガーデン唯一の弱点
この辺、山の中で雰囲気もいいんですけど、カエルの鳴き声がすごくうるさい!それではカエルの鳴き声をお聞き下さい。
聞こました?実際その場所にいると会話をかき消すくらい五月蝿いですよ。
結婚式なども行っているようです
さて、ガーデンからレストランへ戻ろうとした時に脇に小さな建物があったのでスタッフに聞いてみると、ここで結婚式などを行っているようです。
他に気になった場所
たくさん有りすぎてアレなのでここからはダイジェストでいきます。
ちょっとした小道
鯉のいる池
小さな螺旋階段
気になったところはこんな感じでした。
アントニオス 感想まとめ
料理は美味しいし、建物も雰囲気があってすごく良かったです。メインディッシュのステーキは久しぶりにこんなうまいもん食ったって感じで大満足です。
惜しむべきはやはりロケーションです。バスでタガイタイまできてそこからトライシクルになると思うのですが、大変なので車で来るべきですね。
女性とのデートで利用するのもいいかな、と思ったのですが車でいっても遠いし、山の中に入っていくしでなんか怖がらせてしまうことになりそう。。。
というわけで是非興味があったら行ってみてください。そして15000ペソのコースの感想を教えてください。
アントニオス ウェブサイト
お問合わせ: 0918-899-2866