女子会

【フィリピン】語学学校の同窓会だと思ったら女子会だった話

海外で頼りになるのは同胞である日本人。やはり海外においては日本人というだけで妙な連帯感が生まれるもの。

私は積極的に友人を作るタイプではありません。ですが、私と同じく、語学学校からそのままフィリピンにて就職した方々がおりまして、そういう方からありがたい事に何度かお呼ばれし、一緒にご飯を食べたりした事もあります。

場違いなおっさんが1人

すごくアクティブな子が同じ語学学校におりまして、その子が学校の卒業生を集めて一緒に食事でも、と食事会を企画してくれた事がありました。運良くお呼ばれした私は颯爽と会場に向かったわけでありますが、そこには5、6名の女性がいらっしゃいました。何名か男性も誘っていたようなのですが、暇なのが私くらいしかいなかったため、そのような事態は発生。

場所はグリーンベルトのおしゃれなレストラン。なぜか女子会と化した食事会におっさんである私が佇む姿はさぞ不自然であった事でしょう。

女子会スタート

さて、話題ですが、やはり同じ語学学校であるため、「あの先生はかっこいい」「あの先生はあの生徒と付き合っていた」などの学校ネタから始まったので、私的には「おいおい、そんな事より英語談義に花を咲かせないか?」みたいに切り込んでみたかったのですが、彼女達は中級〜上級のクラスに在籍されていた方達であり、ビギナークラスの私には到底太刀打ちできないであろうと声を押し殺すのでありました。

そして流れるようにシュノーケリングやダイビングなどのアクティビティの話題に動きましたが、私はビーチに2,3回行っただけであり、しかも基本的には泳げないので、アクティビティに対しても腰の重い私は中々会話に混ざることはできません。

いかん、これはいかん。女性の方が強くなったと近年は言われ始め、この小さな会合においても私の立場が危うい。「うんうん、あの先生かっこいいよね。手を肩におかれてドキドキしちゃった?わかるー」とか言ってる場合じゃない。ホモか。

彼女達は大変お優しいので私みたいなおっさんに話題を振ってくれるわけですね。それで「休みの日は何してるの?」と会話の流れの起点を私に促す質問をいただいたわけであります。ここだ。ここしかない。行くぞ、全ての会話を支配し、今こそ私の時代を築き上げる。

日本の恥といわれて常夏

私が休日にしていること、私が引きこもりなのは周知の事実。しかしそのイメージさえ覆す起死回生の一言がこれだ。

あ、俺?チャンネーの店によく行ってるよ。

よし、よく言った。程よくオッサン感を出すチャンネーというチョイスも悪く無い。二十歳やそこらの女子にはキツイだろうが、だいぶ前から女子と呼ぶには抵抗のある御年である彼女たちには問題ないだろう。どうだ!

へー、よく行くんだ。カラオケ?あんな所に行くなんて日本人の恥だね!

ガビーン!あ、すいません、そろそろ死語やめます。というかね、行くだけで日本の恥。もうね、根本的な否定。圧倒的否定。いやーびっくりした。何か反論しようと頭の中でシミュレーションをしてみたのですが、「日本の恥とは何だ!ちょっと一回り以上若い女の子とお酒を飲みながら会話をしているだけじゃないか!何を話しているのかって!?いや、それは、その、ちょっとアレだよ、それはずるいよ。」みたいに撃沈することが算出されたため、私は一言「ごめん」と呟くにとどまるのでした。

その後、どうなった

私も彼女達も大人ですから、それはもう特に事を荒たてずに終始無難でつまらん女子会の会話をしておりました。まぁ、フィリピン人スタッフが使えないみたいな話が出た時はイラッとして「お前と何が違うんだ、このブス」と言いたいところでしたが我慢しました。

そして、おしゃれなケーキ屋さんに移動。もうね。お腹いっぱい。何もかも。いいんだ。俺はよくやったよ。当然その後は特にお呼ばれすることはなく、オシャレでイケメンな日本人男性達とのアクティビティの様子をフェイスブックで拝見しつつ、あぁ、これがしたかったのか、俺は当分日本の恥でいいや、と思うのでした。