おっぱい

【KTV】激しく励まされた話

夜の街を彷徨う。失恋の痛みを癒やすために。

ダメージを負う

誰もが体験する失恋の痛み。しかしながら35歳ともなればダメージの癒やし方など知り尽くしているのであります。なんだか今の別れは次の出会いのための・・・とか、痛みを知った分だけ人に優しく・・・とか甘っちょろ過ぎて胸焼けがしそうです。女からのダメージならば女で癒されるに決まってんだろ、このウンコ野郎が。と意気込み割りかし地元感のあるマカティを避け、UBERで別の繁華街へと向かうのでした。

アジア1危険な街マラテ

さて、やってまいりました。何人もの外国人が泥棒やセットアップ、殺人まで様々な被害を受け続けている危険な街、マラテでございます。それでも人が集まるのは繁華街であるがゆえ、日常生活においての少しだけのスパイスを求めエロ外人が夜な夜な徘徊しています。

今でこそ日本での客引きは取り締まり対象となり減りましたが、ここマラテの客引きは元気であります。最近の私のルックスは基本的にフィリピン人や韓国人、中国人と間違われるため、日本語で客引きをしてきた人を無視すると、カムサハムニダ、ニイハオ、ハロー、などとインターナショナルな挨拶を聞くことができます。

私は面倒なのでジェスチャーで要らん!と意思表示するのですが、その後「ガゴ!」とタガログでバカと罵られるので、彼らは好きじゃありません。

お店を選ぶ

マラテの中でもアドリアティコ通りとマビニ通りはKTVの密集地であり、女の子達が店の外で客引きをしています。今日の私の目的はダメージの回復であるからして、うるさい店内はNG。できればあまりお客さんが入っていないような場末のような雰囲気の中で愚痴りたい。そして最後にサライでも肩を組みながら歌って帰りたいだけなのだ。

ちなみにここマラテでは多くのハンターが生息し、指名した女の子に対し、いきなりホテルに誘うような事が横行し、それを受け入れる女の子もたくさんいることで商売が成立しています。なので各お店では性病に関するメディカルチェックが定期的に行われており、異常があった場合、出勤出来ないこととなっております。

ハンティングしたい人、お酒を飲んで騒ぎたい人、癒やされたい人、数多くの人を受け入れる許容量こそがこの街の魅力といえるのでしょう。

さて、私は汚い看板、客引きの女の子が美人ではない、店が狭いという観光客が入るのを躊躇するような店を選び、汚いソファに腰掛けたのでした。

ローテーションから指名へ

最初に女の子を外見で指名するのに抵抗のある私はママさんにローテーションをお願いし、早速飲み始める事としました。このお店は外の雰囲気とは裏腹に美人で性格もいい人がたくさんいた印象です。その中でも優しそうな女の子を選び早速元彼女との別れにいたる経緯を愚痴り始めたのでした。

プロフェッショナルキャバ嬢

さて、指名した女の子は21歳(自称)と若いながらも私の話をよく聞いてくれ、気分よく愚痴を続ける私。そして今回の別れに至った経緯に同情したのか、少し考えこんだ後、こんな事を言い出すのでした。

「私も今彼(日本人50代既婚)がいて辛い思いをしている。だからあなたの言うことはとてもよくわかる。」

突然の彼氏(日本人50代既婚)持ちカミングアウトにやはり金って大事だな、とまったく違う事を考えていると彼女は他にお客さんがいるのにも関わらず突然胸を出し、「よし今日はおっぱいでも見て、触って元気だせ!」とのありがたい気の狂った提案をし、私に無理やり触らそうとしてきたのでありました。

激しい励まし

美人で20代前半(自称)の女の子がいきなり胸をだしてきて動揺しない男など存在するのであろうか。私はとりあえず「え、毎日辛い思いをして脳みそ腐っちゃたの?」と伺いつつも出した胸をしまう私。そうすると今度はパンツを出し始め「あなたなら許す!」と意味の分からない展開となり、彼女が胸を出したりパンツを出したりする度に私がそれらを隠すというおかしな状況に発展し、時間がすぎていったのでした。

帰りのタクシーにて

はっきり言って私はバッチリ癒やされていた。愚痴を全て言い切ったわけでもない、最後にサライを歌ったわけでもない。私は彼女の胸とパンツを隠し続けただけである。しかしその時は確実にネガティブな感情は一切なかった。私は夢中だった。そんな時間を創りだしたあのキャバ嬢に敬意を表しつつ失恋をして苦しい思いをしている全ての男性に彼女の名言を再度紹介し、締めとしたい。

おっぱいでも見て、触って元気だせ。