なんだかんだでフィリピン生活は5年ほどとなり、日本の歯医者に通うことなく過ごした結果、歯がガタガタになってしまった。
それで、フィリピン人の友人から紹介されたローカルの歯医者に行ったのだけど、さらに歯をボロボロにされた感は否めない。
なぜか銀歯をひっぺがし、強度の弱い詰め物(パスタと呼んでいた)をした結果、今やその詰め物という詰め物は全てとれまともに噛めない。
ローカルの歯医者さんは値段は高くなくて、親身になって頑張ってくれるのだけどいかんせん技術がついてこない。
そのため、歯を残す治療ができないので最終的には歯を抜くことなり、そこに通っているフィリピン人たちは歯をいくつか失っているのである。
これはあかんとツイッターで情報収集し、日本人にも評判と噂のNavales Dental(makati medical plaza)にいって、価格感を掴むために「例えば一つの虫歯を治療にかかる費用はいくらですか?」と聞いたなら「1面につき2000ペソです」とのご回答。
おいおい、そりゃないぜ、例えば一つの歯に2つ穴があったら4000ペソですよ、お客さん。日本円にしてちょっと削って詰め物するだけで8000円になっちゃう。
まぁさ、保険がないからしょうがないっていうのもあるけどさ、俺の歯に空いた穴はディープなのよ。まさにクレーター。
その歯を治療するには天文学的な価格になるに違いない。でもさ、俺、実はメディカードっていう保険に入っていて、この歯医者と同じ階にある歯医者がその保険が適用できるってうわさ。
よっしゃ、それならと意気揚々とその歯医者に向かって保険について聞いてみたなら「こんだけでかい穴は保険が適用できません」と来たもんだ。
あれ?保険って歯の具合によるの?一応5星(三つ星だっけ?)病院まで対応できる最上級の保険なんだけど、どうやら無理みたい。
そういえば、だいたい拒否されるのよね、保険って。これは完全にフィリピンの闇。ドゥテルテさんこちらです。汚職した職員の次に粛清するのはこっちですよって叫ぶ気持ちを抑えつつ、もういいやっつって帰った。
だからね、俺、歯の治療のために日本に一旦帰ります。